皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「人の恋心で遊んじゃいけません!」

桜色喫茶」のみおさんから、うちの5周年へのお祝いの言葉と共に、SSを頂きました!
本人の私も忘れていたのに(^^;…
ありがとうございます!

そして頂いたお話は、またみおさんらしい可愛いお話です^^
はたしてこれって、平助くんはむくわれているのかいないのか…
どうぞお読みになって一緒に考えてやって下さいwww


挿絵は感謝を込めてみおさんへ進呈します♪
他の方はご遠慮下さいね。



人の恋心で遊んじゃいけません!



「あれ?あの、原田さん。
あそこにいるの平助くんですよね?」

カット777


父様を探す為に十番組の巡察について行くと、町の小間物屋の店先で簪とにらめっこしている平助くんがいました。
「ん?あぁ、本当だ。平助のやつ、あんなところでなにやってるんだ?」


「こっち…いや、こっちの方が千鶴に似合うかな?」
千鶴に何か贈り物をしようかと思って町の小間物屋に来てみると、店先に可愛い簪が並んでいた。
普段は男装しているから使えないかもしれないけど、贈るだけならいいよな?
あ、これ…千鶴に似合いそう。
トンボ玉に桜の柄があしらわれたやつを買った。
「千鶴、喜んでくれるかな?」

「なんか、簪を選んでいるみたいですけど…
誰かへの贈り物ですかね?」
簪なんて平助くんには必要ないし。
あ、でも平助くんなら女装しても可愛いかも。
「(あれは絶対千鶴に渡すつもりだな…
お前一人抜け駆けしようたってそうはいかねえよ。)」


巡察が終わって屯所に戻ると、土方さんに報告に行く前の原田さんに呼び止められた。
「千鶴、ちょっと頼みがあるんだ。」
「?なんでしょう?」
原田さんが私に頼み事…
なんだろう?
「さっき、平助のやつが簪を買ったのを見たよな?
最近あいつ、惚れた女がいるみたいでな。で、本人を目の前にすると上手く喋れなくなっちまうんだ。
そこでだ、千鶴、練習相手になってやってはくれねえか?
俺や新八じゃ練習相手にはなれねえし。」
平助くんに好きな人…
どんな人なんだろう。
「でも、私なんかでいいんですか?」
この格好じゃ練習相手になんてならないんじゃないかな?
「大丈夫だって。
俺としては、可愛い弟分の恋が上手くいってほしくてな。」
「わかりました!私でよろしければお手伝いします。」
やっぱり皆さん仲良しだなぁ。
「そこでな、一つ頼みがあるんだが…」


自室に戻って少し経った頃、平助くんが来た。
「千鶴、入ってもいいか?」
「うん、いいよ。」
私の部屋に入ってきた平助くんは、誰が見ても分かるくらいに緊張していて、手にはさっき買ったのであろう簪が握られていた。
「あのさ、これ今日たまたま町で見つけたんだけど…お前に似合うと思って…」
ふふ、平助くんすごい緊張してる。
えぇと、たしか原田さんが『平助の惚れた女っていうのが、ちょっと気の強い女だからな。優しくするよりは突き放してやってくれ!』って言ってたから…
「(えっと…突き放すってどうやったらいいんだろう?)
私、こういうの好きじゃないから!
(こ、こんな感じかな?)」
「え??ご、ごめん。俺、こういうの慣れてないから女の子の好きそうなのがわからなくて…」
平助くん頑張って!
「だよなぁ…急に渡されたって困るよな。」
え、引いちゃうの??
駄目だよ平助くん!


あ~あ、これどうするかな。
まさか千鶴にあんな風に断られるとは思ってなかったし…
喜んでくれるかと思ったんだけど。
「千鶴に似合うと思ったんだけどなぁ…」
「え、平助くん今なんて…」
やば、声に出てた??
今の聞かれてたらめっちゃ恥ずかしいな。
「あの、平助くん?
これって平助くんが好きな女の人のために買って来たんじゃないの?」
好きな人のためって、そりゃ千鶴のために買って来たんだから好きな人のために買ってきたってことなんだろうけど…
なんで千鶴がそのことを知ってるんだ?
「原田さんが言ってたの。
平助くんが好きな女の人のために簪を買ったんだけど、渡す時に緊張しないように私に練習相手になってやってくれって。」
な、左之さん何言って…
あんのエロ親父、知っててやってるだろ。


「俺は、千鶴に似合うと思って買ってきたんだ。
その、貰ってくれないかな?」
「私が貰っちゃっていいの?」
「もちろん、千鶴に買ってきたんだし。」
「ありがとう、平助くん。大切にするね。」
よかった、喜んでもらえた。
ん?でもさっきなんで…
「なぁ千鶴、左之さんが練習相手って言ったのはわかったけど、なんで最初断ったんだ?」
「原田さんが平助くんの好きな人は気が強い人だから、少しくらい突き放す方がいいって言われたの。
でも原田さんもひどいよね、からかうなんて。」
やっぱりそうか。千鶴が人にあんな言い方しないもんな。
よかったぁ~。本気で断られてたら立ち直れないよ。
それにしても、左之さんにはなにかやり返さないと気が済まないな。
「千鶴、今度こそ俺に協力してくれないかな?」


後日…
「原田さん、あの…少しお話しがあるんですが、今大丈夫ですか?」
原田さんの部屋の前に来て、声をかける。
平助くんと話し合って、この前からかったことの仕返しをしようってことになった。
「ん?いいぜ、入れよ。」
ど、どうしよう。さすがに緊張してきちゃった。
いくら冗談でも恥ずかしいよ…
「どうしたんだ?そんなところに立ってないでこっちに来て座れよ。」
原田さんが自分の隣をぽんぽんと叩く。
落ち着いて私。ゆっくり深呼吸して…
「あの、実は原田さんにお伝えしたいことがありまして…」
「どうしたんだよ、そんなに改まって。」
「私、今までこんな気持ちになったことがなくて、どうしたらいいのかわからなかったんですけど…
でも自分の気持ちに気づいたらどうしても伝えなくちゃって思って…」
「(まさかこれは…
ようやく千鶴が俺のことを好きになったのか。
これで心置き無くピーやピーやピーができる!)」
「私、実は………平助くんが好きなんです!」
「…へ??」

カット785人の恋心で遊んじゃいけません!

ふぅ、なんとか言えた。
いくら冗談でも恥ずかしいもんね。
ふふ、原田さんすごくびっくりしてる。
平助くんに報告しなくちゃ。作戦成功だよって。
「それじゃあ原田さん、私これで失礼します!」
「え、ちょっと、千鶴!」


私の部屋で待っていた平助くんに、作戦成功を伝える。
「仕返し成功だな、千鶴!」
「うん!でも、まさか本当に信じちゃうとは思わなかったよ。ただの冗談なのにね。」
「冗談、か…」
「だって私が平助くんと恋仲だなんて、ありえないのにね!」
平助くんだけじゃない。
新選組の皆さんは女性にすごくモテる。
(永倉さんは玉砕が多いみたいだけど。)
そんな人たちが私と恋仲だなんて、ありえないよね。
「そ、そんなにありえないかな?
千鶴はさ、好きなやつとかいないの?」
「好きな人…うーん、原田さんかな?」
「え、千鶴って左之さんのこと好きだったの…?」
あ、でも土方さんに近藤さん、斎藤さんに永倉さん、平助くんのことも好きだし、沖田さんも意地悪ばっかりだけど優しい時もあるし…」
私、皆さんのことが好きだなぁ。
皆さん優しいし。
「そうじゃなくてさ、こう…一緒にいて楽しいな、とか、もっと一緒にいたいなって思うやつはいないの?」
「一緒にいて楽しい人…あ!お千ちゃんかな!
お千ちゃんといると楽しいし、もっといっぱいお喋りしたいなっていつも思うよ。」
「そ、そっか…はは。
(千鶴と本当にそういう仲になるのはもっと先かなぁ…)」


  1. 2016/02/12(金) 23:35:31|
  2. 頂きもの
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  4. | コメント:2
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コメント

かっ可愛い!!

こんにちは、みお様、小萩です。
かっ可愛い!!あのイラストから、
こんなに可愛くて素敵なお話が!!(嬉)

桜のトンボ玉の付いた簪。平助らしい
チョイスですよね。可愛くて千鶴ちゃんに
似合う。「今はダメでも、いつか女の子の
姿に戻れた時に着けてくれたら」って。
平助のそういうところが大好き。愛しいです。

左之さ〜ん、人の恋路を邪魔する奴は
馬に蹴られちゃうんですよ。恋のライバル
だからって、千鶴ちゃんに変な事させようなんて、
姑息です。まったくエロ魔人なんだから!!
ピーとかピーとかって何ですか!!

そこは平助、うまいこと知恵を働かせて
仕返し。でも、千鶴ちゃんまだ好きな人
居ないんですね。皆さん大好き・・・平助、
拍子抜けっていうか複雑ですね。でも、
簪プレゼントして1歩リード!!純情な
千鶴ちゃんをどうやったら振り向かせる
事が出来るかな?屯所の中はライバルだらけ。
頑張れ平助!!愛してるよ!!
  1. 2016/02/13(土) 07:40:00 |
  2. URL |
  3. 小萩 #-
  4. [ 編集 ]

小萩様♪

お早いご感想、ありがとうございます!

平助くんが選んだ簪、千鶴ちゃんはいつ付けてくれるんでしょうね?
女の子の姿に戻った時、それを付けて隣で笑っていてくれたら嬉しいですよね。

原田さんったら、可愛い弟分の恋路を邪魔するなんて、ちょっとひどいですよね。
それにピーやピーだなんて…
完全に自主規制です(笑)

そして千鶴ちゃんの好きな人…
やっぱりここはお千ちゃんで。
さてさて、千鶴ちゃんを振り向かせるのは一体誰なのか…
平助くんには原田さん以外にもライバルがいっぱいいますからね。
ぜひ頑張ってもらわないと。
  1. 2016/02/13(土) 14:23:18 |
  2. URL |
  3. みお #-
  4. [ 編集 ]

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