皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「何度生まれ変わっても君を愛す」

桜護雪」の香西香住様から、またまたまた頂きましたー(^▽^)/

山崎さんの画になら、多分すぐにまたSSを読ませてもらえるかも…とは思ってましたが(^^;
まさか、UPしたその日に読めるとは思いませんでしたwww
画を見た途端にお話が浮かんで、それをすぐ文章にできる力は、もう天下一品ですね!

ではでは続きから
むちゃくちゃ甘い山崎さんのプロポーズをご堪能下さいませ^^



挿絵は感謝を込めて香住さんへ進呈します。
他の方はご遠慮下さいね。




何度生まれ変わっても君を愛す




「うわぁぁぁ!」

大学卒業祝いにと山崎先輩が連れて来てくれたのは、小さな庭園だった。

「どうだ?」
「凄く、凄く素敵です!」
「ここまでする迄に五年の月日を要した」

山崎先輩は一輪の薔薇に触れながら、肩を竦めた。

「ええ!?ここ、山崎先輩の庭園なんですか!?」
「ああ。高校卒業祝いに大袈裟にも祖父から土地を頂いてしまってな。折角だから、夢を叶えてみようかと」
「夢?」
「薔薇の花言葉は知っているな」
「は、はい」

薔薇は色(細かくは咲き方)によって意味は異なるけど、その殆どは愛の言葉だ。赤い薔薇の花言葉なんて知らない人の方が少ないだろう。

「薔薇の数にも意味があるのは知っているか?」
「数……ですか?」
「ああ。1~13本、15本、20~21本、24本、36本、40本、44本、50本、99本、108本、365本、999本に意味がある。抜けている数に意味がない理由が激しく気になるな」
「そうですね」

特に14本目が無いのが気になる。

「まあ、それは今は良い」
「良いんですか」
「俺は何時か心から愛した女性に999本の薔薇を贈るのが夢だった」

山崎先輩は薔薇を撫でながら歩く。私もその後を歩く。

「素敵ですね」
「しかし、良く考えてみてくれ。999本の薔薇。買うのも大変ならば、受け取る方も戸惑うだろう」
「た、確かに」

良くある、100本の花束でさえ凄い量なのに、その約10倍。絶対に手で持てないし、貰ったら嬉しいけど、困惑してしまうだろう。

「それに、花束は枯れて消えてしまうからな」
「そうですね」
「今、ここに998本の薔薇がある」
「え?」
「そして……これだ。見てご覧」

山崎先輩は、一輪の大輪の薔薇を摘み、中を見せてくれた。
覗き込むと……。

カット686

「……これ」
「大学卒業プレゼントだ。受け取ってくれ」

そっと恐る恐る取ってみると、それは、薔薇の形にカットされた水晶をモチーフとした指輪だった。

「す、水晶ですね!綺麗!!」
「君には桜の方が似合うが、折角だからな。999本目の薔薇だ。その指に嵌めても良いだろうか?」
「は、はい!」

山崎先輩が嵌めてくれた指輪は左手の薬指にぴったりで。

「……山崎先輩。999本の薔薇の花にはどんな意味があるんですか?」
「……『何度生まれ変わっても貴方を愛します』。……前世では君と共に生きられる様な立場ではなかったが……この庭園は君にあげよう。だから、俺と生きて欲しい。この庭園も一緒に育てよう」

それは、とても素敵な求婚だった。

カット687何度生まれ変わっても君を愛す

end
  1. 2015/07/17(金) 16:38:10|
  2. 頂きもの
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

読んでいて何度素晴らしい!と思ったか分かりません男性からそんなにたくさんのバラの花をもらえるなんて羨ましい…山崎さんにピッタリなプロポーズですね今回も素敵な作品を読ませていただいてありがとうございました!!
  1. 2015/07/18(土) 01:26:25 |
  2. URL |
  3. 香澄 #n3C3tgxw
  4. [ 編集 ]

香住→香澄様へ

お久しぶりです♪コメントありがとうございます♪庭園ごとじゃない限り、貰っても困惑ですけどね(笑)久しぶりの崎千、楽しかったです♪
  1. 2015/07/18(土) 07:50:36 |
  2. URL |
  3. 香西香住 #PBl13R7o
  4. [ 編集 ]

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