皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「男の友情」

桜護雪」の香西香住さんからの、15歳の原田さんと不知火さんのイラストへの頂き物です♪


しかし、今回はある意味ヒジョーに悩んだ挿絵でした( ̄∇ ̄;)
どこを取っても、描きづらい事この上なし!

で、悩んだ末に描いたものがこれw
40代のぬいさん―――に見えないこともない…かと…という事で許して下さい(-"-;A ...アセアセ

では、「幸せになってくれりゃそれでいい」の続編となる今作、続きからどうぞ♪


挿絵は感謝を込めて香住さんへ進呈します。
他の方はご遠慮下さいね。




男の友情

カット639男の友情


「何があったか知らねぇが、良い加減泣き止むか、何があったか話せよ。可愛い顔が台無しだぜ?」

頬に湿布を貼ってくれながら、匡君は笑った。

「………友達と、喧嘩したの」

滅多に見れない程の優しい微笑みに重い口を開く。

彼女に頬を叩かれ、私も叩き返して、雨の中、傘も差さずに飛び込んだのは、自分の家ではなく、長年の想い人である、パパとママの親友の匡君の家だった。
ずぶ濡れの私に驚きながら、匡君は一先ず私をお風呂に放り込んだ。
私がお風呂からあがると、何も言わず、温かく甘いミルクココア差し出してくれ(しかも、インスタントココアにお湯を注いだものじゃなくて、純ココアパウダーを牛乳と蜂蜜でお鍋で練って更にちょこっとだけラム酒を落とした匡君冬のオリジナルだ。匡君は甘い物好きじゃないから私の為のレシピなのだ!)、泣きながらココアを飲む私の髪をドライヤーで乾かしてくれ、今に至る。
……こんな時になんだけど、三十歳近く歳上とは言え、この人、完璧じゃない!?流石私の匡君!残念ながら、まだ恋人じゃないけれど!

「ふぅん。青春だねぇ」
「……友達に、手を上げちゃった……」

手を見ると少し赤くなってる。

「お前も叩かれてるんだからお互い様だろ?落ち込むなら次に会った時、謝れよ」
「……うん」
「良い子だ」

頷くと、頭を撫でられた。
……当たり前かも知れないけれど、子供扱いされている様な……。

「でも、あれだな。女同士は拳で語り合う程殴り合えねぇから不便だよな」
「拳で語り合う?」
「そ。お前位の時にはお互い手加減なしで倒れ込むまで殴り合ったもんだぜ?半端な言葉なんかより分かり合えるもんだし、最終的に笑い合って、互いに「謝らねぇぞ」で済んだもんだ。懐かしいね」

カット632

「え、パパと!?」
「ああ。女の好みが似てたもんだから、良く同じ女を好きになって殴り合ったもんだ。同じ女に振られて拳で慰め合った事もあるな」

……やっぱり、ママみたいな人が好きなんだな、匡君。頑張らないと。

「……ママがパパのものになった時も殴り合ったの?」
「いや、睨み合ったくれぇかな?お前のパパとママが出逢った頃にはもう大人だったし、お前のパパの良さは若い頃の拳での語り合いで十分に分かってたし、二人が幸せならそれで良いかなって思ったからよ」
「……匡君って、本当良い男だよね」
「あぁ?今頃気付いたのかよ?」
「知ってたけど、再確認致しました」

この人には一体何度惚れ直させられるんだろう。絶対何時か、同じ位惚れさせて見せるんだから!見てろよ、匡君!



  1. 2015/04/13(月) 00:36:30|
  2. 頂きもの
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<やっと好天! | ホーム | 今年も桜の季節も終わり>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://kougethuan.blog.fc2.com/tb.php/741-842a4c26
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)