皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「背中を預ける相手」

花柳風月」の香澄さんからの頂き物です^^(千鶴ちゃんが剣を振るう設定注意)


いつもの香澄さんの、会話主体の簡素な文体の中に、
今回はいつもの守られている千鶴ちゃんではなく、対等の立場の二人の一瞬が描かれています。
この二人なら、会津でも心配なく乗り越えられる事でしょうねえ^^

続きから、そんなちょっと珍しい二人をどうぞご覧下さい♪


挿絵は感謝を込めて香澄さんへ進呈します。
他の方はご遠慮下さいね。



背中を預ける相手



「新選組の斎藤だな」

斎「そうだが」

「覚悟!」

意味のない争い。

今まで何度も見てきたが馴れることもなく恐怖に包まれる。

斎「アンタは下がってろ」

千鶴「いえ、私も」

斎「いいから下がっていろ」

私の気持ちに気づいたのか斎藤さんの大きな背中が前に出る。

カット519

千鶴(ダメ。このまま斎藤さんに守ってもらったら今までと何も代わらない)

そう思っていると横からきらりと光るものが見えた。

千鶴「斎藤さん!」

刀を払って隠れていた相手を倒す。

斎「すまない。またアンタに刀を抜かせてしまった」

千鶴「いえ、斎藤さんがご無事でよかったです」

チラッと横を見て亡くなった方のご冥福を祈る。

斎「アンタにそのような顔をさせぬために下がっていろと言ったんだが」

千鶴「私も刀を持つ者として避けては通れぬ道、早く馴れるようにします」

斎「アンタは俺達とは違うゆえ馴れる必要はない」

千鶴「同じです。私も誰かを守りたいと思って刀を握る事を決心しましたから」

斎「そうか。そういえばまだ礼を言ってなかったな。さっきは助かった。ありがとう」

千鶴「いえ、斎藤さんのお役に立てて嬉しいです。またこのようなことがあったら斎藤さんの背中は私が守りますから安心してください」

斎「女子のアンタに守ってもらうほど落ちぶれてもいないぞ」

千鶴「分かっています。ですが誰かかいると思うだけで安心すると思うんです。ですから私を頼ってください」

斎「承知した。ではアンタの背中は俺が守ろう。それでいいか?」

千鶴「はい」

斎「そろそろ戻ろう。副長に報告せねばならない」

千鶴「はい」

スッと手を差し出された。
カット529背中を預ける相手

斎「嫌か?」

千鶴「いえ」

そのごつごつした手を握ったときふと思った。

この人についていこうと。

~End~
  1. 2014/10/19(日) 16:56:28|
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