皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「それでも好き」

花柳風月」の香澄さんからの頂き物です♪


今回もSSという極めて短い文章の中に、よくよく見れば長いお話を内包しているように思えます。
意味深な言葉がちりばめられていますね。
読む方の想像力によって、いろんな構図が見えてくるお話のようです。

香澄さんはどんな意図で書いたんだろう、と想像しつつ―――
続きから、薫と千鶴の邂逅の一場面をどうぞ♪


挿絵は感謝を込めて、香澄さんへ進呈します。
他の方はご遠慮下さいね。


それでも好き


カット465それでも好き


偶然薫が人を斬った姿を見てしまった。

千鶴「薫!なんてことを!」

斬られた人を抱き起こしたけどもう息はない。

千鶴「どうして…」

薫「コイツが悪いんだよ。俺達の仲を探ろうなんてバカなことするから」

千鶴「だからって」

薫「おまえのためにやったんだよ。俺達の仲を知っている奴を生かしておけない俺達の仲を邪魔する奴はみんな死ねばいいんだ」

私の知っている薫はこんなことを軽々しく言う子じゃなかった。

薫「どうしたの?こんなことをした俺が許せない?全ておまえのためなのに」

千鶴「私は…」

そんなこと望んでないと言う前に唇を塞がれた。

薫「本当はもう少し一緒にいてあげたいけど邪魔な奴が来たみたい」

薫の視線の先には原田さんが立っていた。

原「テメー千鶴に何をした!?」

薫「見て分からない?俺達は愛し合ってるんだよ」

原「何だと?」

千鶴「薫、もうやめて」

薫「言われなくてもやめるよ。もう時間切れだ。また来るよ。愛する千鶴のためにね」

そういった薫を追おうとする原田さんを必死に止めた

千鶴「お願いです。行かないでください!」

原「離せ!アイツを殴らなきゃ気がすまねぇ」

千鶴「お願いだからやめて!貴方まで失いたくないんです!!」

あの人のように。

原「千鶴…」

ごめんなさい。

私は貴方に優しくしてもらう資格はない。

あんなことされても薫のことが嫌いになれないんです

千鶴「原田さん。私…」

原「もう何も言うな。気がすむまで泣けよ。ここにいるから」

原田さん…

薫、貴方は残酷な人。

嫌いになれたら楽なのにそうさせてくれない。

雨の音が私の声をかきけした。


カット456


~End~
  1. 2014/06/18(水) 12:53:05|
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