皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「小さな光」

花柳風月」の香澄さんから頂き物です^^


地の文が少ない会話文の構成で、山南さんと千鶴の新たな関係の出発シーンを描かれています。
山南さんが相手だと、彼の性格もありますが、変若水はどうしても切り離せなくて、
それに関しては千鶴も後ろめたさがついて回る―――二人の公式√があったら、どういうお話になっていたのやら…

て、そういえばSSLが発売ですよね!
あちらでは山南さんはどういう扱いなんでしょ。√があるのかな?

ではうちでは今回がお初の香澄さんの山千、続きからどうぞ♪


挿絵は感謝を込めて香澄さんへ進呈します。
他の方はご遠慮下さいね。


小さな光



千鶴「こんばんは。山南さん」

山「また貴方ですか。貴方も毎回毎回懲りませんね」

千鶴「山南さんがあの薬を使わないと約束し渡してくれるまで何度でも来ます」

山「あの薬を使うのは私の自由でしょ?どうして私が貴方の指図を受けなければならないんです?」

千鶴「あの薬を使えば貴方の人生を犠牲にしてしまいます。だから渡してください。お願いします」

山「お断りします。私は自分の人生を犠牲にしてもかまいません。剣客として生きれないならもう…」

千鶴「甘えないでください!貴方はただその薬に頼って逃げてるだけじゃないですか!!どうして治る方法を探そうとしないんですか!?」

山「探しましたよ!でも見つからなかった。貴方にこの気持ちが分かるはずがない」

千鶴「それでも私は探します。山南さんの腕を治す方法を」

山「なぜそこまで必死なんです?私のことなどほっておけばいいのに」

千鶴「父様の作った薬で狂わされる人をこれ以上みたくないんです。私は自分の力で貴方の腕を治したい。私が山南さんの心の傷を背負います。だから諦めないでください」

どうして…

どうして君はそこまで人の痛みを察してしまうんだ。

誰にも気づかれなかった私の気持ちを。

千鶴「山南さん?」

山「少し、こうしていてください」

千鶴「はい」

彼女の細い腕に抱き締められるとどうしてこんなにも落ち着くのか自分でもわからない。

カット425

千鶴「山南さん。私じゃ頼りにならないかも知れませんがこれからは何でも話してください。貴方の痛みも分かち合いたいんです」

山「ありがとう千鶴」

千鶴「山南さん、今…」

山「今夜だけでもかまいません。私の名を呼んでくれませんか?」

千鶴「敬助さん」

山「もっとたくさん呼んでください。千鶴」

何度も私の名を呼ぶ彼女がかわいくてそっと口づけをした。

山「今夜のことは誰にも言ってはいけませんよ。いいですね?」

千鶴「はい」

私はもう一度千鶴の胸に顔を埋めた。

その時こっそり瓶も渡した

千鶴「ありがとうございます敬助さん」

今度は引き寄せられるように唇を重ねてしばらく抱き合っていた。

カット430小さな光

~End~
  1. 2014/03/28(金) 11:44:59|
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