皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「天霧の憂鬱」

最近のこの頂き物ラッシュは、何なんでしょうw
今年の幸運を使い果たしそうな勢いで、皆さんから私のイラストにお話をもらい続けています♪
嬉しいです~ありがとーーーー!!


で、今回は「桜日記帳」の千砂さんから、先日のバラに埋もれたちー様ネタで、SSを頂きましたー☆

まさか、あんな小ネタのイラストで、お話ができるとは思いませんでしたw
思いっきりギャグなので、おまけ挿絵もギャグ絵にしてみました。

可愛いちー様を続きからどうぞご堪能下さい^^


そして、頂き物は頂いた順番で、許可をもらったものから順次UPさせてもらってます。
お待たせしている方にはすみません~ もうちょっと待ってやってね(^-^;


◆いつものごとくおまけの絵は、作者の千砂さんに進呈します♪ 他の方はお持ち帰りは控えて下さいね。




天霧の憂鬱


今日は朝から風間の機嫌が悪い。

いつものように朝、マンションに迎えに行き会社に出社したのだが
いつも以上に愛想が悪い。
これでは今日のスケジュール確認も聞こえぬ振りをされるだろうと思い仕方なく話しかけてみた。

「風間、夕べもしくは今朝方、奥方と何かあったのですか。」

「・・・・・・」

「何があったのです。私でよければ聞きますから話して下さい。」

「・・・・・・」

「このままでは仕事にならんでしょう。話して下さい。」

「・・・・・・ホストクラブ・・・・・・」

「は?」

「・・・夕べ千鶴は千姫とホストクラブに行ったらしい。」

「奥方・・・変わったご趣味がおありですな。千姫と言いますと鈴鹿グループのご令嬢ですか。」

「ああ。前に千鶴同伴でパーティーに行ったときに紹介されてな。それ以来仲良くしているらしいのだが、その千姫と夕べ食事をするといってたのは知っていた。その後に千姫が『千鶴ちゃん、ホストクラブにいってみよー!』と誘ったらしい。食事の時にワインを飲んだので酔いのせいもあってか、快く返事をして千姫のお気に入りの男がいる【SHINSENGUMI】なるホストクラブに行ったとか・・・俺という夫がありながらなぜそのような場所に行ったのだ!と酔いが覚めた今朝問い詰めたら、ごめんなさいと泣きだしてしまってな・・・俺も付き合いで銀座のクラブに行くこともある。それと同じことと思っても一度気まずい空気を作ってしまったのでどうにも出来ず、今に至る。」

「・・・(そんなことですか)・・・奥方ももう反省しているでしょう。許してやったらどうですか。奥方が風間にベタ惚れなのはご自分でもよくご存じでしょう。」

「許してやろうにも気まずくて連絡できん。それにもしかしたらまた千姫に誘われて俺に内緒で行くかもしれないではないか!」
カット249天霧の憂鬱


「(あー、面倒だ。でもこのままでは仕事をしないかもしれない。なんとかしなくては・・・)・・・そうだ!」

「ん? なんだ?」

「風間、良い案があります。私の話にのりませんか。」

「この状況を打開でき、なおかつ二度とホストクラブなどに行かぬようにする策があるというのか?」

「ええ。こんなのはどうでしょう・・・」

私は風間に提案をしてみた。
風間はとても乗り気で

「分かった、そうしよう。 用意は頼んだぞ、天霧。 では今日のスケジュールを聞こうか。」

風間は何事も無かったかのように仕事の話をしだした。
とりあえずはよかったが・・・嗚呼、余計な仕事が増えてしまった。
仕方がない。
これも会社と風間家のため。今晩の決行に向け、準備を進めるのでした。


*****


夜8時。

風間には昼間奥方にメールをするように頼んでおいたので
マンションに迎えに行ったらドレスアップした奥方が車寄せで待っていた。
私は運転席から降り、後部座席の扉を開いた。

「奥方、お待たせしました。」

「こんばんは、天霧さん。遅くまでご苦労様です。」

と言ってペコリと頭を下げた。
いつもと変わらぬ、可愛らしい奥方だ。
奥方が座席に乗り込んだので扉を閉め、運転席に戻り車を動かした。

「奥方、風間からは何と連絡がきましたか。」

「今晩8時に天霧さんが迎えに来て下さるから車に乗って会社の社長室にくるように、とメールがありました。あ、あとドレスアップしてくるようにと・・・」

「そうですか。・・・今朝は大そう機嫌が悪かったのですよ、風間。」

「あ、あの、天霧さん、千景さん、何か仰ってましたか?」

「そうですね、鈴鹿グループのご令嬢とお食事に行かれたそうですね。」

「は、はい・・・」

「大分お酒を召されたとか。」

「うっ・・・久しぶりにお友達と外食だったものですからつい、浮かれてしまって・・・」

「そうですか。楽しかったのですね。」

「はい・・・」

「・・・今からお連れするところは夕べ鈴鹿のご令嬢と行ったところより好い場所だと思いますよ。」

「えっ!?」

「・・・まあ、楽しみにしていて下さい。もうすぐ社に着きます。」

そう話していたら会社に着いたので地下駐車場に車を停めて、社長室のある階直通のエレベータに乗り込んだ。


ピンポーン


エレベータが目的階に着いたことを知らせた。
私は奥方を先導して社長室の前までやってきた。

(風間、あとは任せましたよ)

「奥方、中で風間が待っているはずです。夕べのことは上手に謝罪なさい。」

「はい、わかりました・・・すみませんでした、天霧さん・・・」

「・・・私はお二人が仲睦まじくして下されば、それでよいのですよ。 では、参りましょうか。」

「はい!」


そして私は社長室の扉を開けた。


*****


「・・・え・・・あ、天霧さん!ここ、社長室ですよね?」

「そうですよ、何か。」

「何かって、お部屋が純白の薔薇で埋め尽くされているじゃないですか!!」

「・・・薔薇しか目に入りませんか?」

「え・・・・・・えぇっ!?」


奥方の目にしたもの。

それは

薔薇の花で埋め尽くされた部屋の真ん中に
ヨーロッパ調のソファにシャツを肌蹴て気怠そうに奥方が来るのを待ち構えていた風間がいた。
カット239


・・・風間、そこまでやりますか (呆)・・・


「千鶴、ようこそ、俺の薔薇の部屋へ。」

「ち、千景さん!?」

「こちらへ、千鶴」

そう促されて恐る恐る風間に近づく奥方。
手の届く距離に奥方が来たところに風間の左腕が伸ばされ、奥方を抱き寄せてこう囁いた。


「・・・夕べのホストクラブと、この部屋と俺、どちらが酔える?」

「ち、千景さんです・・・私、こんなに明るいところでこんなに色っぽい千景さんを初めて見ました・・・」

「ならばもうそのような場所に行くこともないな。」

「は、はい!」

「・・・今晩は存分にもてなしてやるぞ。」

そうして私が見ていてもお構いなしに口づけをし出す始末。
私ははあ、と溜息を一つつき、静かに社長室のドアを閉めました。


「・・・明日片付けるのが大変だな、はあぁ・・・」



今日の私の仕事はこれにて終了です。



【了】
  1. 2013/04/07(日) 21:22:45|
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