皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「時を超えた贈り物~沖田総司編~」

何っか、今月は頂き物ラッシュで、嬉しい悲鳴を上げ続けています(^-^;

前回の一君話に引き続いて、総ちゃんのその後を「BlueRedIce」の香西香住さんから頂きました。
考えてみれば、彼だけ不憫だったよねえw
その後、土方さんとはどうなっていたんでしょうww

こちらの総ちゃん編は、前回の一君編から続いています。
そちらから引き続いてどうぞ読んで下さい。
それにしても、香住さんの書くキャラは皆可愛いですね^^
おかげで、私の描く総ちゃんもちーちゃんも、いつもより可愛い気がする…


◆挿絵は、作者の香住さんに進呈します。いつものようにお持ち帰りはご当人のみでお願いします。



時を超えた贈り物~沖田総司編~


「まだまだだね。そんなんじゃ、本戦に入ったら瞬殺されちゃうんじゃない?もっと頑張って」
「はい!すみません!」

いくら、隊士に稽古を付けても、すっきりしない。
見回りでも流石に何もしていない人達を切るわけには行かないし。
最近の僕は機嫌が悪い。
先日、山南さんが作った薬を被ったせいで、一君と共に中身が六歳児に戻ってしまい、よりにもよって土方さんとお風呂に入り、添い寝どころか、しっかりと抱き付きながら朝を迎えるという最悪の経験をしてしまったからだ。
何年かぶりに動揺もしてしまった。
末代までの恥だ。切腹ものだ。土方さんがね。
実際問題、目覚めて仰天して前の日の事を思い出した僕は、土方さんに剣を振るった。
出張から戻って来た近藤さんに見つかり、止められて、その晩、まだ混乱していた僕を近藤さんが添い寝までしてくれて、何とか心静まったわけだけど、流石に怒りや記憶まで消えるものじゃない。
全く。どうすればこの怒りが静まるのか。

「あれ?」

考え事をしながら歩いていると、日向ぼっこをしている千鶴ちゃんを発見した。いつの間にか彼女の部屋の近くまで来てしまっていたみたいだ。
少し気分が上昇する。
彼女を揶揄って遊べば少しは気分が晴れるかも知れない。
そう思った僕は、気配を消して背後から彼女に近付いて、ぎゅっと後ろから彼女の小さな身体を抱き締めた。

「きゃあ!」

可愛い彼女の悲鳴と共に、カシャンという音が響いた。
カシャン?

「ああ!」

彼女が慌てた様に手を伸ばす。
その手の先を見ると、下に何かが落ちていた。

「ごめん。驚かせちゃったかな?」

彼女の慌てた様子に一先ず謝り、彼女を離すと、落ちた物を拾ってあげた。

「はい。ごめんね」

彼女に手渡すと、彼女は慌てた様子でそれを確認して、ホッとしたように息を付くと、それを胸に抱き締めた。

「ー良かった。割れてない」

大切なものだったみたいだ。

「本当、ごめんね?なぁに、それ」
「鏡です。割れていたら沖田さんに暴言を吐いてしまうところでした」

彼女はそう言いながら開けて見せてくれた。確かに両面手鏡だ。
暴言を吐く千鶴ちゃんとか、何だか新しいな。少し見てみたい気もする。

「本当にごめん。大切な物だったんだ?」
「ええ。はじめ君に頂いたんです」
「へ?一君!?」

何時から彼女は、一君を名前で呼んでいたんだ。僕の知らない間に恋仲になっていたとか言わないよね?

「ええ。正しくは、斎藤さんに、ですが」
「?」

****************

「へぇ?一君がそんなことをねぇ」

確かに、ここ数日、僕とは違う意味でおかしかったのに、今朝は随分と機嫌が良かった。
僕がまだイラついているのに、一人だけスッキリしちゃうとか狡いよね。
また、イライラして来たな。

「一君は良いよね。相手が千鶴ちゃんだったんだから」
「でも、最終的に土方さんでいいと言ったのは総司君ですよ?」

千鶴ちゃんが何故か拗ねた様な眼差しを向けてくる。

「う…それは…」
「私、少し落ち込んだんですよ?女性に興味がないような沖田さんでも、実は巨乳好きなのかと」
「そんなこと…!」
「どうせ私は甘食な大きさですよ」

ぷいっ!と拗ねてしまう。
うん、まあ、それについては否定出来ないかな?


カット243時を超えた宝物3



「それはそれで可愛いんだけどね。まあ、あまり大きくても重いし肩凝るし動きずらいらしいし、その可愛い大きさのおかげで男装余裕でなんだからいいんじゃない?」
「その男装も沖田さんを始めとする皆様にばれていました」
「それは君の演技が未熟だったからだよ」
「これでも結構自信あったんです」
「君のその自信にびっくりだね。袴も可愛い桃色だし、その愛らしい声じゃ、相当鈍感で間抜けじゃないと普通気付くよ。子供と言っても流石に声変わりしていない程には見えないし」
「あ……」
「外見はともかく、演技力に問題あり」
「うっ……」
「でも、胸の事に関しては、まだ発展途中だろうし、そんなに焦る事はないよ。子供が出来れば多少なりとも大きくなるものだしさ」
「そうなんですか!?」
「うん。多少大きくないとお乳溜まらないじゃない?」
「そ、そうですよね!良かったぁ…」

本気で悩んでいたのだろうか?心から安心したように胸を降ろす千鶴ちゃんに田舎の姉さんがだぶる。
そういえば……。

「僕の姉上も昔はそんな風に悩んでいたなぁ…」
「え!そうなんですか!?」
「うん。僕が江戸を出る頃には人並みにあったけどね。確か、胸が大きくなるツボとか押していた気がする」
「胸が大きくなるツボ!?そんな素晴らしいツボがあるんですか!?」
「うん。まあ、おまじないみたいなもので、効果は微妙だろうけど、一応は医学的なものだし、やってみる価値はあるんじゃない?驚かせちゃったお詫びに教えてあげようか?」
「はい!是非!」

***************

「千鶴は一体何をしているのだ」

千鶴ちゃんが一生懸命僕の教えたツボを押していると一君が通りかかった。

「ああ、一君。女の子って可愛いよね」
「?なんの話だ?」
「うん。やっぱり千鶴ちゃんはすごいね。一気に気分が晴れた。面白いものも見れたし、千鶴ちゃんに免じて土方さんのことも許してあげようかな」

ねぇ、千鶴ちゃん。君の胸が育つのと、僕の命が尽きるのと、どっちが早いんだろうね?

END

  1. 2013/03/26(火) 19:55:24|
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