皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「星に願いを・・・?」

先日描いた、風千の七夕イラスト―――仲良くして頂いてる「桜日記帳」千砂様の七夕企画のSSともろかぶり!
こんな事ってあるんですねえ。

そんな訳で、ご厚意でこちらにもUPしていいと許可をもらいましたので、
いつものごとくおまけもつけて^^

私にはこんな甘い話は書けない~
と言う程の甘い風千夫婦♪ 続きからどうぞ~





星に願いを…?



「うーん、上の方、届かないなあ。やっぱり天霧さんに頼めばよかったかなぁ。」


左手に短冊を抱えている私は背伸びをして、なおかつ右腕を頑張って伸ばしている。
今日は西の里に来て、初めて迎える七夕の日。
今朝天霧さんに頼んで笹を取ってきてもらった私は沢山の願い事を書いて笹に括り付けようとしているのだけれど、高さのある笹を前に苦戦しています。

「この願い事は一番上にかけたいのになあ・・・」

と、呟きながら腕を伸ばしていたら

「何をしている。」

と声をかけられました。

「あ、千景さん、お帰りなさい。お仕事お疲れ様でした。」

「何をしていると聞いておるのだが」

「これですか?今日は七夕じゃないですか。天霧さんに頼んで今朝笹を取ってきてもらったんです。なので短冊をかけてるのですけど、上の方が届かなくて困っていたところなんです。」

「七夕、とな。それはなんだ。」

「えっ?七夕を知らないのですか?鬼は七夕をしないのですか?」

「だから聞いている。」

「そうなんですね、えーっと、七夕は牽牛と織姫が一年に一回逢引きできる日なんです。二人はとても働き者だったのですけど、婚姻してから働かなくなってしまったんです。それを見ていた神様がこれではいけないということで二人を天の川の両岸へ引き離したんですね。でも可愛そうなので1年に1回、7月7日の日だけは逢えるようにして下さったんです。その日は天の川にカササギが橋を架けてくれるんですよ。でも雨が降って天の川の水嵩が増すと橋が架けられなくて逢えないっていうお話です。」

「ふーん」

「で、七夕の日には五色の短冊に願い事を書いて吊るすと願いが叶うといわれているので、こうして短冊をかけてるのですけど。」

「・・・どれ、その短冊を見せて見ろ。」

と言うと、私の左手から短冊を奪っていきました。

「ふむ・・・『里の皆が元気で過ごせますように』か。 次のは、『豊作になりますように』 『里の皆が幸せでありますように』 『里がいつまでも平穏でありますように』 ・・・自分の願いを書いたものはないのか。」

「えっ?! あ、ありますけど・・・」

「出せ。」

と言われたので渋々袂からだしたら取り上げられました。



星に願いを…?



「・・・『千景さんが真面目にお仕事してくれますように』 『千景さんが天霧さんに迷惑をかけませんように』 『千景さんの俺様が改善されますように』 ・・・千鶴、お前は俺をなんだと思っておるのだ!」

「だって千景さん、いつも天霧さんに迷惑ばかりかけてるじゃないですか。だから少しでも良くなってくれたらいいなーっと思って・・・」

「くだらぬ。却下だ。」

と言って短冊を破り捨てしまいました。

「あーっ!!ひどいです、千景さん!!」

「こんなことを書くお前が悪い。 他に真面目な物はないのか。」

「・・・ありますけど・・・」

「初めから全部出せ。」

そう言って、もう一方の袂に隠してあった短冊を取られてしまいました。

「・・・『千景さんがいつまでも元気でいてくれますように』 『千景さんがいつまでも私のことを愛してくれますように』 『千景さんの子供が早く授かりますように』・・・千鶴、このようなこと、神に願うのではなく、俺に願え。」

と言うが早いか、私をひょいって抱き上げて屋敷の中へ入ろうとしています。

「ち、千景さん!何するんですか!」

「お前の願い、叶えてやろう。――――今宵は寝かさぬから覚悟しておけよ。」

「~~~千景さん!!」



愛しい人と一緒に迎えられる七夕ならば、それだけで十分。




カット140

  1. 2012/07/15(日) 19:43:31|
  2. 頂きもの
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