皓月庵

乙女ゲーム中心の趣味に走ったアナログ二次創作ブログ。マンガと小説のごちゃまぜ^^;

「銀寂」

新たにトップに頂き物のカテゴリを作りました!


で以前私が進呈したものに、ご自分の所で文までつけてUPして下さった「朱夏」のみゃうさんから、この際だからと、意を決してその『呟き』を強奪してきましたーwww

今回こちらに載せる事を快諾して下さったみゃうさんには感謝!! 
本当に色々とありがとうございます!
みゃうさんのファンの方には申し訳ないけど、私も『呟き』を大・大・大好きなので、これからも画をつけさせてもらいます!(居直りっ!)


ではでは、新たにおまけのカット込みで――――
続きからご観覧下さいませ♪


銀寂

カット67


虫の音は、天から降る様に鳴き響いているのに。
この場はとても静かで。
僅かな所作に生じる、擦れた衣の音さえ聴こえる程だ。

二人きりは。

初めて…だな。
… そうだったか?。

低く掠れた呟きは、
秋の気配を抱いた冷たい空気を、微かに揺らした。

原田は、杯をあおる手を止め。
廊下についた片腕に重みを預け、上体を反らすと空を仰ぐ。
皓々と照る月は。
まるで周囲の星を喰らったかの様に、多量の光を放つ。
その眩しさに射抜かれた眼を細めて、ゆるり、口の端を上げた。

原田が月を見つめる間も。
斎藤は月に背を向け、居住まいを崩す事無く淡々と飲み続けている。
見ねぇのか…勿体ねぇ。
…先程、見た。
原田の言葉など解さぬと、一言、突っぱねると。
残像だけで、充分だ…。
瞼の裏に焼き付いた光を思い返す様に、ゆっくりと目を閉じた。


カット47


  1. 2011/11/03(木) 08:02:05|
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